数値化の鬼:「物事を数字で考える」→「客観的に自分を見る」→「抽象的な考え方ができる」
いかなる時も、一旦「数字で考える」クセをつける。他人ではなく自分に対する数値化の鬼
数字は、「不足を見るためのもの」つまり、未来のための「手段」
「りんごをたくさん食べた。」→「りんごを2個食べた。」
具体的に数値化を
感情に訴えかける言葉でしか話せないと、必ず失敗を繰り返す。
×「社員全員、身を粉にして、働いています。」「すごく頑張っています。」
⚪︎「利益を、150万円以上、生む施策であれば進めていい」「⚪︎月⚪︎日までに仕上げます。」
コミュニケーションコストをを減らすことができる。
自分に甘い評価
曖昧な評価
甘い見積りをするのをやめ、失敗は失敗として正しく認識するため、「数値化の鬼」となる。
「仕事ができる人」になる5つのステップ
評価者からの評価を得られる人:上司は部下のプロセスを評価しない、結果が全て。
- 「行動量」を増やす。
- 「確率」のワナに気をつける。
- 「変数」を見つける。
- 「真の変数」に絞る。
- 「長い期間」から逆算する。
数値化とは「PDCA」を回すこと
P(プラン)
計画「400ページの本を読み切る
Pにあまり時間を使わない。
KPI(重要業績評価指標:目標のための数値化された目標)を設定。
D(ドゥ)
行動「1日20ページずつ読む」
Dの回数=行動量
まず、行動量にフォーカスすることが重要
「数をこなす」こそ基本中の基本 「誰よりも多くバットを振る」
C(チェック)
評価「1日の終わりに、読んだページを確認」
うまくいったら攻める。失敗したら考える。
A(アクション)
改善「明日、どうやって20ページ読むかを決める」
次はどうするか?の仮説を考える。
個人は自分の数字だけを達成するのではなく、チームの成績を上げるために存在する。
確率のワナに注意
「行動量ファースト」が第一:質を上げることが主目的になることは大問題。
目標を何%にするのは危険:10件中5件(50%)の契約より20件中7件(35%)を評価。
平均値にも注意が必要
数字による心のブレーキ
今月は、目標に達したからと手を抜いてしまう。
連続性を評価
平常心で、毎日・毎週・毎月の業務に取り組む積み重ね
変数に関して
「変えられるもの」(変数)と「変えられないもの」(定数)を見分ける。
変えられること(変数) :変えようと努力する。
変えられないこと(定数):早々に見切りをつける。
「変数を見つける」=自分の行いが間違っていたことを認める作業でもある。
数値化したKPI(重要業績評価指標)に分解すれば、1日にやるべきことが明らかになる。
例)1日5件アポを入れる。1日1回、担当者にメールか電話をする。
「変数じゃないもの」に固執しない。コロナ、場所、天候、上司等。
「ニーバーの祈り」
神よ
変えることのできるものについて、
それを変えるだけの勇気をわれらに与えたまえ。
変えることのできないものについては、
それを受けいれるだけの冷静さを与えたまえ。
そして、
変えることのできるものと、変えることのできないものとを、
識別する知恵を与えたまえ。
安藤広大
株式会社識学 代表取締役社長。 1979年、大阪府生まれ。2002年、早稲田大学を卒業後、NTTドコモ、ジェイコムホールディングス、ジェイコム取締役営業本部長を経験。 プレイングマネジャーとして「成長しないチームの問題」に直面し悩んでいたときに「識学」に出会い、衝撃を受け、2013年に独立。識学講師として多くの企業の業績アップに貢献した。2015年、株式会社識学を設立。わずか4年あまりで上場を果たし、これまでの6年間で約2000社に識学メソッドが導入されている。